第1話:ピッコロ、タイムマシンに乗る

オープニングテーマ曲

レジェンド・オブ・サイヤマン
        作 相葉和彦
        
勇気と誇りを兼ね備えたスーパーサイヤ人
地球はカカロットとベジータの元
救われてきたSAVE地帯
地球の仲間は 全てが仲間
頭でっかちミスターサタンも仲間
ドラゴンボールで愛と友情を手に入れろ
悪の根絶てて
ドラゴンボールを守れ
伝説はいまだ続く
レジェンド・オブ・サイヤマン

亀仙人はまだ生きていた。孫悟空とベジータの伝説を素晴らしい奇跡だと思い、
ギャル雑誌を見ながら、レジェンド・オブ・サイヤマンをラジカセで聴いていた。
地球の国王は、かつて、ピッコロ大魔王を倒した孫悟空や地球を救った孫悟空や
ベジータの存在を魔人ブウ(悪)を倒して以来、国民栄誉賞をあげる事にしてい
た。スーパーサイヤ人4になってからもまた現れた魔人ブウ(悪)をドラゴンボ
ールで生き返らせたのは、ガーリックジュニアだった。タイムマシンが出来て、
ピッコロ大魔王が地球を恐怖のどん底に陥れた時代に今のピッコロが昔の世界に
行き、マジュニアと融合したのは、、孫悟空やベジータ達よりも強くなりたい理
由からだった。

「地球で一番強いのは、ナメック星人だ。スーパーサイヤ人なんかじゃない」

とピッコロは、ブルマが作ったタイムマシンに一旦乗って、中身を
確かめ、降りてきた。
ベジータが自宅から、青年になったトランクスと共に、出て来た。

「うぬぼれるなよ。ピッコロ。全宇宙で一番強いのは、カカロットだ。そして、
ナンバー2がこのベジータ様で、ナンバー3が我が息子トランクスだ」

ブルマは、横やりを入れて、

「あー、あー、また始まった。ベジータの意地っぱりが。いいじゃないの。ピッ
コロは、もう悪い事は、しないわよねー」

「ほっとけ!」

「フン!」

意地をお互いに張るピッコロとベジータ。
トランクスが、

「お母さん、僕も昔の時代に生きたいです。過去も未来の世界もパラレルワール
ドで、違う世界では、お父さんも孫悟空さんも孫悟飯さんもヤムチャさんも天津
飯さん達も、全員死んだ世界があると孫悟空さんから聞きました。僕も人造人間
達が暴れていた世界に行きたいです」

「でも、トランクス。あの時代には、もう一人あなたがいるのよ。行ってどうす
るつもり?」

「トランクス!あんなくだらない雑魚どものいた時代に行ってどうするつもりだ」
ブルマとベジータに疑問を抱かれるトランクス。

「行かせてやれよ」

「わっ!ビックリしたー!!」

ブルマ達の前に瞬間移動をしてやって来た孫悟空がやって来た。

「オラ、地球があまりにも平和になってきたところで、退屈してたとこだ。チチ
にも、仕事に行けって、言われたけど、オラに向いてる仕事は、一つもねえ。い
っその事、オラも昔の時代に行って、昔のオラをもっともっと強くしてえ」

「そんな事言われても、タイムマシンを作るには、相当の時間がかかるのよ」

ブルマが念を押したが、

「なーに、ピッコロとオラとトランクスが一緒に色んな時代に行けばいい」

「断る。俺は、自分だけで昔の自分を見てみたいんだ」

ピッコロは、自由になりたい、ただそう願っていた。

「俺は、昔の弱い自分なんて、見るのもヘドが出るぜ」

「まあ、そう言うなよ。ベジータ」

ポンと軽く、孫悟空は、ベジータの肩を叩いた。

「・・・・・・」

「それじゃ、行かせてもらうからな。もし、俺が最強になった時には、悟空、ベ
ジータ、相手になってもらうぞ」

「勝てればな」

ベジータは、不敵に笑った。
ピッコロは、タイムマシンを操作した。昔、神と融合したので、機械音痴でもな
かった。
そして、ピッコロは、孫悟空とマジュニアが天下一武道大会で対決する時代へとや
って来た。       
天下一武道大会は、地球の赤道直下南部にある南の島、パパイヤ島にある武道寺
で行われる。世界最大のこの寺には、無数の達人や観光者、観覧者達が訪れる。
パパイヤ島の周りには、無数の島々が存在し、無論、南の島であるから熱帯気候
だ。パパイヤ島の海岸にたどり着いたタイムマシンをピッコロは、降りた。

「懐かしい。悟空と初めて、戦った舞台は、すぐそこだ」

ピッコロは、ものすごいスピードで武道寺の前にある時計台の前へとやって来た。
雨が降っていて、雷が時計台に落ちた時、子供の目の前にマジュニアとピッコロ
が遭遇した。ピッコロは、崩れ落ちる時計台の壁の破片を念力で空中に浮かせた。
「ありがとう・・・」

子供は、同じ人が二人いて、非常にびっくりしたが、そのまま関わらず、その場
を逃げ去った。
雷は、相変わらず、鳴り響いている。

「何者だ!きさまは!」

マジュニアは、自分と同じ魔族がいるとは、思わずに、自分が二人いる事に非常
に驚いている。

「俺は、未来からやって来た。つまり、お前の未来の姿だ。どうだ、俺と融合し
て、一人の人間にならないか?」

「そうか。解ったぞ。貴様は神だな?そうだろ?何故、神が邪悪である俺と融合
したいと言う?」

「神とは、もう融合している。いい事を教えてやろう。お前は、魔族というより
も、ナメック星人という宇宙人だ。そして、そのナメック星人は、融合する事で、
宇宙一になれるパワーを手に入れる事が出来る」

「何だと!?」

「どうだ。融合してみないか?」

「面白い。ただでさえ、強い俺様の力がもっと強くなるんだったら、望むところ
だ。ただし、俺をベースに使え。貴様には、何故か、人間の優しさが見える」

「俺に触れ」

ピッコロは、マジュニアに手を差し伸べた。
ピカーっと、辺りは光に包まれる。

「これがスーパーナメック星人2か!」

融合に成功したピッコロは、あふれるばかりの気をコントロールして、最大限に
気を小さくした。

「ぐぉおおおっ!」

ピッコロは、急にもだえ始めた。どうやら、昔のピッコロは、邪悪だったため、
ベースは、マジュニアの邪悪な意識にすり替わった。

「もはや、孫悟空など敵では、ない。タイムマシンに乗って、父であるピッコロ
大魔王が生きていた時代に邪魔をした孫悟空を殺す」

辺りにいた人達は、「あの人、頭おかしいわ」、「変な奴がいる」とボーッとピ
ッコロを眺めている。

その頃、天界で修行していた孫悟空が、パパイヤ島に着き、子供の風船を取ろう
として、手が届かず、困っていたブルマ達の前に現れた。
孫悟空は、子供の風船を取ってあげた。

「おっす!」

「おぬしの知り合いか?」

「いいえ・・・・・・」

亀仙人とブルマは、誰かと疑問に思った。

「じっちゃん、生き返ってよかったな!みんなも元気そうだ!」

「クリリンやヤムチャや天津飯たちはどこだ?もう予選会場にいっちまったのか?


「ま・・・ま・・・」

「まさか・・・」

「ご・・・悟空・・・」

鼻水を垂らしている亀仙人。

「か!?」

驚くウーロンとプーアル。

「え?何言ってんだ。当たり前だろ」

「お、よかったー!雨が小降りになってきたぞ!」

「う、うそだろ・・・?ほ、ほんとに悟空なのか?」

ウーロンが疑った。

「何だよ。こいつアタマに巻いてるからわかんねえのか?」

「とってやらあ。よっくみろよ」

ターバンを外す悟空。

「どうだ!!まちげえねえだろ!?」

その後の天下一武道大会には、神様の化身、シェン選手が試合放棄し、ヤムチャと
ヤジロベーが対戦し、タンバックという弱い選手とクリリンが対戦し、余裕の勝
利。準決勝では、ヤムチャとクリリンが。悟空と天津飯が対戦し、決勝で悟空と
クリリンが戦うという展開になったが、この大会がピッコロと神様のいない武道
大会では、悟空が天界で修行していた意味は、全く意味がないものとなってしまっ
た。悟空がチチと結婚したというストーリーは変わらずに・・・
(続く)



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