第19章:二つの調和

オグマ軍の機械・科学と魔法との融合。つまり、ゲダロフの狙いは、その高度な
文明の肉体を手に入れる事だった。

「俺は、機械人間になっても、お前たちに対抗する」

「ハーハッハ!地底人はくだらんジョークが好きだな。私たちの力を借りないで、
どうやって、機械化するつもりだ!」

「空中都市に住んでるパジェット人に頼むか、他を宛にするつもりだ」

「まあ、それでもいいだろう。お前は、もはや、敵ではない」

コラームスは、強く粋がった。

「どうやら、お迎えが来たようだ・・・」

冥界の王ターレスが堕天使を呼んできた。

「これで、お前は蘇るぞ!」

こうして、コラームスは、オグマ軍へと再び戻る事となった。

「俺も蘇るぞ!」

「待て!余の試練に耐えるのだ!」

「試練だとぉー!!」

「余の攻撃を全て交わすのだ!」

「あなた、私たちも協力するわ!」

「ソンロン、時間は間に合うのか!」

「後、10分もあれば、大臣様が現世にテレポートしてくれるわ」

「それでも、5分だな・・・」

「さあ、行くぞ!」

ターレスの攻撃が始まった。
それは、アンデッドに一番有効な生命の魔法「ダ・ラマ」だった。

「おい!誰か、アンデッドのラスト・エレメンタルは持ってないのか!」

ハイロンが生きているラスト・エレメンタルを大臣に運良くヴァグジャーで幽体
にしてもらっていた。

「これでいいですね?」

「でかしたぞ!ハイロン」

ダ・ラマは次々と発動される。それをギリギリで交わしながら、ラスト・エレメ
ンタルに吸収させる瞬間を待つ。

「今だー!!」

「融合!」

その瞬間、ラスト・エレメンタルは、魔法の強大な力に耐えきれず、大爆発した。
「みんな、バリアは張ったか?」

「よくぞ、余の攻撃に耐えた・・・生き返るがよい。ゲダロフ」

「私たちも急いで帰るわよ」

「解ってるさ・・・」

とアストロ。
その頃、カンダロフは、修行場でゾン・クラピカを完成しようとしていた。

「よいか?今から、私とそなたは、ブラックホールに吸い込まれないためのバリ
アを張るのだ」

「はい!」

すさまじい勢いで創られた惑星を爆発し、ブラックホールを生み出す。そのすさ
まじい吸引力は、完成の証だ。
こうして、みなそれぞれ、最後の決戦に向けて、準備が整った。

続く


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